年の途中で会社を退職し年末調整を受けていない場合は、税金を余分にたくさん払っている可能性があります。

サラリーマンは、毎月の給与支給時に源泉所得税が引かれていますが、この源泉所得税は1年間働いたとした場合の年収見込みに基づいて概算で徴収されています。

このため、年の途中で退職し再就職していない場合には、年収が1年間分とならず実際の年収額より多い年収に基づいた源泉所得税が徴収されています

この多く徴収されている税金は確定申告をすることで取り戻すことができますので、年の途中で会社を退職し再就職していない場合には確定申告を忘れずに行いましょう。

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【月収100万円の場合の年収】
1年勤めた場合の年収・・・1200万円
1月~3月で退職し、その後働いていない場合の年収・・・300万円

所得税は、年収が多くなればなるほど税率が高くなります。
【税率例】
年収1200万円・・・15%
年収300万円・・・3%

月収100万円の場合は、年収見込み1200万円の15%で源泉所得税が徴収されますので、3月で退職した場合も、1月~3月の間は15%で徴収されています。
ですが、3月で退職した場合の最終的な年収は300万円ですので、結果的には1月~3月の間も3%で徴収するだけでよかったことになります。
この例では確定申告をすることで12%(源泉徴収された税15%-結果的な年収の税率3%)の税金を戻すことができることになります。

確定申告忘れるべからず!